こんにちは、ちゅんみです。
お庭に咲いたお花を切り花にして飾る方もいますよね。
お花屋さんで買ってきたお花の茎をカットして、花瓶に生ける方もいるでしょう。
今回は切り花のハサミについて解説します。
切り花をカットするときのハサミは、家庭用の普通のハサミでもよいのでしょうか。
こちら、結論から書くと、切り花に使うときは家庭用のハサミはあまりおすすめしません。
たしかに、家庭用のハサミでもお花の茎をカットすることができます。
しかし、家庭用のハサミと花切り用のハサミとでは、切れ味が違うのです。
花の茎をカットするのに向いているのは、花バサミなのですが、こちらはよく切れます。
カットされた面はスパッと綺麗なのです。
それに対して家庭用のハサミの場合は、茎を切りにくく、茎の中の管が潰れてしまい水を吸いにくくなってしまいます。そのため、普通のハサミで茎をカットすると、お花の持ちが悪くなる(寿命が短くなる)のです。
長持ちさせたい方は、家庭用ではなく、花用の花ハサミを使いましょう。
ちなみに剪定バサミというものもあります。
こちらはお庭の植物の剪定によいもので、非常に切れ味のよいもの。
お花の茎をカットするだけであれば、剪定用ではなく花用のハサミで十分です。
お花をカットするとき、剪定するときの注意点は、清潔なハサミを使うことです。
たとえば病気の植物を剪定したハサミを別の植物の剪定で使用すると、病気が伝染する危険性があります。
毎回わざわざハサミを変える必要はありません。
ハサミの刃の部分を、タオルなどで拭くか、消毒するとよいでしょう。
またカットしたあとは、そのまま放置するとすぐにハサミが傷んでしまいます…。
カットしたあとは、汚れをふき取りましょう。水分もそのまま放置しておくと、傷みの原因となるのでご注意ください。
茎のカットは水の中でおこなうことをおすすめします。これを水切りと呼びます。
切り口が乾燥すると水を吸い上げる力が弱まってしまい、花が傷みます。
水の中でカットすれば、切り口が乾燥することがないので安心です。ぜひやってみてくださいね。
カットの方法ですが、ほとんどの植物の茎は斜めにカットすればOKです。
斜めだと面積が増えるので、水を吸いやすくなります。
水切りを毎日して、花瓶の水も頻繁に交換すると植物が長持ちします。
夏場は水が傷みやすいので1日2回交換するとよいでしょう。
今回も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。